新型コロナウイルスショックでも沖縄旅行に行きたい?行ける?

新型コロナウイルスの影響で、沖縄旅行を自粛してくださいと、沖縄県からも発信されています。

飛行機に乗って沖縄に来る人すべてを非難するのは間違っていると思っています。

不要不急の事態で来る方もいらっしゃいますし、そういった方はレンタカーを利用して移動するでしょう。

以下は事実の部分は、事実で伝えますが、個人的な意見が大半です。

沖縄旅行に行きたいという視点で考えてみました。

一人の人間の意見だと理解していただき、お聞きいただければ幸いです。

沖縄県内の全体的な情報はこちらにまとめています。

沖縄に来る前、向かっている時に感染するリスク

沖縄にくる方法は、基本的には飛行機でしょう。

昔はあったフェリーも今は運航していないので、一般的な人が来る手段といえば飛行機です。

飛行機に乗る前に、各地方の空港に行く必要があります。

電車を利用する人もいるでしょうし、タクシーや自家用車で移動する人もいるでしょう。

自家用車で移動すれば感染のリスクはかなり低くなりますが、電車移動は感染リスクが高いでしょう。

空港で、そして飛行機内での感染リスクも考えられます。

沖縄県外から、沖縄に来る機内での感染リスクもあります。

実際に、新型コロナウイルスの感染者の方で、すでに感染した方と同じ飛行機に乗ったことが、感染源だと推測されるという事例も出ています。

県内の患者発生状況(岡山県ホームページ)
https://www.pref.okayama.jp/kinkyu/645925.html
(こちらの県内5例目)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/555514
(この方に関する沖縄タイムス記事)

しかしながら、飛行機での換気は私が思っていた以上に入れ替わっているそうです。

JALのホームページによると飛行機の中の空気は、相当換気されていて、おおむね2、3分ですべての機内の空気が入れ替わっているとのことです。

機内の空気の清潔性について(JALホームページ)
https://www.jal.co.jp/jp/ja/info/2020/other/200403/

沖縄県那覇空港、宮古空港、石垣空港の飛行機の現状

沖縄方面への飛行機の予約状況が発表されました。

その内容によると以下の通りです。

こちらは、沖縄行きだけの数ではなく、沖縄発の座席数も含まれます。

また、当然ではありますが、1人の方が往復で予約をすると2席となります。

その他、JTAは全ての路線の席数なので、那覇と離島を結ぶ便も含まれています。

なので全ての席数が沖縄県外と沖縄県を結ぶ路線の席数ではないと思われます。

そして、RACについても同様で、RACの路線は、県外では、奄美大島、与論島のみで、後は南大東、北大東島、久米島、宮古島、多良間島、石垣島、、与那国島などの島々を結ぶ12路線となっています。

JACについては、鹿児島県の離島と各地を結んでいる路線で、沖縄県との路線は、沖永良部空港と那覇空港を結ぶ路線のみになっています。

JALのホームページで確認される数より席数が少ないものが報道されているので、こちらの路線に限定された席数がどこかで公表されたものと思われます。

ANAの数については、沖縄タイムスの数が大きく違います。

理由がわからないため、ANAのホームページで公表されている数を掲載しています。

スカイマークについては、公式ホームページに掲載されている数が、国内線全体のみであるため、琉球新報記事より数を記載しています。

 提供座席数(席)前年比(%)予約人数(人)前年比(%)予約率(前年予約率)(%)
ANA239,32391.130,10413.512.6(82.6)
JAL36,59437.315,47617.742.3(88.8)
JTA31,35033.39,64012.530.7(82.3)
RAC10,20062.21,74614.817.1(72.1)
JAC7681007910.810.3(95.2)
SKY45,13518.34,65389.910.3(83.6)

予約状況が発表された詳細はこちらをご確認ください。

また、上記の表に記載している内容には、報道記事からの情報も含まれています。

ゴールデンウィーク期間ご予約状況(JAL、J-AIR、HAC、JTA、JAC、RAC)
https://press.jal.co.jp/ja/release/202004/005613.html
2020年度 ゴールデンウィーク期間 ご予約状況(ANA)
https://www.anahd.co.jp/group/pr/202004/20200422-3.html
スカイマーク 2020年度 G.W.期間 ご予約状況
https://www.skymark.co.jp/ja/company/press/index.html
各種報道
琉球新報:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1113128.html
沖縄タイムス:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/gallery/565328?ph=2

4月以降についてはあまり更新できていませんが、那覇空港離発着の飛行機についてもまとめているので、もしよければご覧ください。

沖縄のホテルの休業状況

沖縄県内の大手のホテル含め、数多くのホテルが休業しています。

僕がざっと調べた中で、高級リゾートホテルと呼ばれるようなホテルで宿泊可能なのは、星のや沖縄が5月6日までは、宿泊可能であるぐらいかもしれません。

こちらも5月7日から31日までは休館となってしまうようです。

とはいうものの、沖縄県内のホテル全てが休業しているわけではありません。

楽天トラベルでゴールデンウィーク期間中の日程でも、沖縄県内のホテルを検索すると、色々なホテルがヒットします。

楽天トラベル
沖縄県内のホテル

高級リゾートとまで行かないでも、うるま市伊計島にあるAJリゾートアイランド伊計島などでも休業はしてないようです。
(本題と関係ありませんが、休業していないホテルをバッシングするようなことは、間違っていると思います。それぞれの企業で色々な思いで運営を行っていると思います。個人的には、休業しているところも、休業せずにいるところも素晴らしいと思います)

しかしながら、楽天トラベルやじゃらんなどの宿泊予約サイトなどで、予約可能であっても、もしかすると休業しているホテルもあるかと思います。

念のため、公式ホームページはもちろん、電話などで問い合わせをした方が良いかと思います。

また、民泊を利用することも可能でしょう。

沖縄県からは14日間の待機の協力要請

報道やSNSでも多く言われていますが、特措法に基づく緊急事態措置に係る沖縄県実施方針では、「県外からの渡航者については、下記の通り協力を求める。(総括情報部)」とされています。

  • 指定された場所(自宅など)での14日間の待機
  • 保健所等による健康観察への協力
  • 咳や発熱等の症状が現れた場合の帰国者・接触者相談センター(保健所)への相談

また、那覇空港では、4月9日から国内線到着ロビーにサーモグラフィを設置し、到着客の表面体温の測定やチラシ配布等などを行っています。

37.5度以上の熱がある場合、体調不良の場合には、保健所へ相談するよう協力を求める取り組みを実施しているとのことです。

特措法に基づく緊急事態措置に係る沖縄県実施方針
https://www.pref.okinawa.jp/2020042202.html

なので、沖縄県外から旅行などで来られた場合は、指定された場所となっていますが、宿泊予定のホテルでおそらく大丈夫だとは思いますが、14日間は外出することができません。

ホテルや民泊などで缶詰めになってくださいという事になっています。

ホテルや民泊までの交通手段は何がベスト?

14日間は待機してくださいとありますが、そこまでの交通手段はどうすればいいのかという疑問が出ました。

基本的には自家用車がいいと考えます。

旅行者が自家用車を沖縄に持ってることは、ほとんどないので、可能であれば知人に空港に迎えに来てもらうといった手段でしょうか。

絶対ダメなのが、いわゆる公共交通機関を利用することでしょう。

那覇空港から出考えるとモノレールのゆいレール、路線バス、リムジンバスなどの利用はやめるべきだと思います。

2週間の食事はどうすればいいのか?

僕がおすすめするのは、沖縄に来る前に、少なくとも2週間分の食料は確保して、スーツケースに入れて持ってきてください。

2週間の間に、食べ物を買い出しにスーパーに行ったりすることも、控えるべきだと思います。

ホテルであれば、レストランで食事することも可能でしょう。

朝食などは、もうすでに宿泊費に含まれていることもあると思います。

しかし、14日間はできる限りの人との接触を避けて、行動した方がすべきではないかと思います。

民泊などで自分たちで料理をしなければいけない場所に宿泊する場合は、特にですね。

とはいうものの、ホテル側の方も理解はされていると思うので、ホテルにご相談されてもいいかなと思います。

ビーチや観光地、世界遺産のほとんどが休業、閉園、閉館

沖縄県内には皆さんご存知だと思いますが、世界遺産があります。

首里城や勝連城跡、今帰仁城跡など。

世界遺産の正式名称というのでしょうか、登録されている名称は「琉球王国のグスク及び関連遺産群」となっていて、これに登録されているのが9カ所です。

基本的には全て閉園などとなっています。

とはいうものの、外から外観だけを見ることは可能なものも多いです。

しかし、閉園しているという事は駐車場なども利用できないので、施設運営でないコインパーキングなどに駐車するか、ドライブで車内から見るという事ぐらいしかできないと思います。

その他の観光地も同様です。

最も人気の観光地の一つである美ら海水族館も休館、水族館がある海洋博公園も、公園全体が閉園しています。

全てではないですが、閉業している施設や観光地などをまとめたものはこちらです。

沖縄の病院はもうすでにパンクしている?

今沖縄県内では、4月24日時点で、検疫での確認事例を含めると134人の方が、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性が確認されました。

そして、現在の入院患者数などは以下の通りです。

令和2年4月24日12時現在

入院:93人
宿泊施設療養中:16人
自宅療養中:1人
入院解除:19人
死亡:4人

沖縄県ホームページより

沖縄県内の感染症指定医療機関の指定状況は以下の通りになっています。

特定感染症指定医療機関:無し(全国で4か所)

第一種感染症指定医療機関

沖縄県立南部医療センター・こども医療センター:病床数2床
琉球大学医学部附属病院:病床数2床

第二種感染症指定医療機関

沖縄県立北部病院:感染症病床数2床
沖縄県立中部病院:感染症病床数4床
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター:感染症病床数4床
沖縄県立宮古病院:感染症病床数3床
沖縄県立八重山病院:感染症病床数3床
琉球大学医学部附属病院感染症病床数4床

厚生労働省ホームページより

上記の数からわかるように、感染症指定医療機関の病床数より、入院患者数の方が大きく上回っています。

だというものの、すでに医療崩壊を起こしているなどと言うわけではもちろんありません。

感染症指定医療機関のほかに、協力医療機関などでも入院しています。

なので、どの段階で医療崩壊を起こしてしまうかなどわかりませんが、すでに通常で予測できる事態は超えているという事は確かだと思います。

そして、肺炎重傷者には欠かせなくなってしまうのが、人工呼吸器ですが、公益社団法人日本臨床工学技士会から発表された調査結果は以下の通りです。

都道府県別 治療用人工呼吸器の取扱台数等 (2020年2月調査時)

沖縄県

人工呼吸器:取扱409台、うち小児126台、待機225台

マスク専用人工呼吸器:取扱154台、待機75台

ECMO装置:35台、待機32台

公益社団法人日本臨床工学技士会ホームページより

このようになっています。

先ほども言いましたが、すでに沖縄県内の病院はパンクしているという話もありますが、医療崩壊を起こしているという状況があるわけではありません。

しかし、指定医療機関の病床数を超えた感染者が出ているのは事実です。

沖縄県や市町村、そして医療機関の方々が日々奮闘していただいて、対応していただいているのが今の沖縄です。

沖縄の旅行者が圧迫するより、旅行者が治療を受けれないかも

もし、沖縄に来る前に感染していた場合、沖縄県内の病院を圧迫することを言われていますが、沖縄県に来た方自身が、しっかりとした手当を受けれない可能性もあるのです。

本州の地方と比べて、これらの資料を見ると、1県で考えるともっと数が少ない県もあります。

しかし、沖縄の最大の特徴は、離島だという事です。

本州であれば、北海道、四国、九州であっても、他の県と陸続き絵であったり、トンネルや橋で、車両や鉄道などで移動が可能です。

都道府県をまたいでの医療機関の共有もある程度は容易だと思いますが、沖縄県は簡単にはいきません。

もし、あなたの身で何かが起こった場合の覚悟を持つ必要があると思います。

自粛の中でも沖縄旅行を楽しむ方法

僕が考える、今沖縄に来て楽しむ方法は1つだと思っています。

ホテルやAirbnbなどの宿泊施設から14日間は一歩も出ない。

14日間滞在する人は、食料も、トランクに詰めて沖縄に来るという事ではないでしょうか。

そして、その後も、沖縄県の現状も見ながら、基本的には宿泊施設で過ごすという事ではないでしょうか。

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