世界遺産首里城火事発生から再建までの道のり

【最新情報更新】首里城公園有料区域一般公開について追記

2019年10月31日の早朝に発生した首里城火災。

その火災により、首里城の正殿と北殿、南殿が全焼しました。

1945年の第二次世界大戦、太平洋戦争での沖縄戦で、首里城は焼失し、再建されましたが、この日に再び焼失してしまいました。

その後徐々に首里城公園の開放などがあり、新しい情報にどんどん切り替わっていっています。

復興、再建していく様子を少しでも残したいなと、とどめることができる限り火災からの状況をこちらにまとめてみました。

首里城火災発生

2019年10月31日、私も目覚めてスマホの速報を見て、目を疑いました。

首里城が燃えているらしいという速報でした。

明るくなるにつれ、それが真実だという事がわかりました。

2019年10月31日午前2時40分ごろ、警備を担当している会社から119番通報が入ります。

消防車両53台、171人の人が出動し、消化作業にあたりました。

午前11時ごろに、鎮圧状態になりました。

けが人などはなく、消防隊員1人が、熱中症のような症状を訴えて、病院に搬送されたそうです。

正殿、北殿、南殿・番所の3棟が全焼し、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、二階御殿(にーけーうどぅん)の3棟も焼けました。

突然のことと、正殿を含む、主要な建物が焼失してしまった事に、沖縄県民はもちろん、多くの人が悲しみました。

首里城公園の一部再開

火災から閉演していた首里城公園が、2019年11月5日から一部施設を再開しました。

再開された場所は、総合案内所やレストラン、駐車場などがある首里杜館です。

まだ極一部分ですが、この後、徐々に再開されて行きました。

久慶門から上の毛公園に続く園路と木曳門手前のエリアの規制解除

火事発生から1か月後にようやく少し立ち入り区域が広くなりました。

首里城公園一部開園
首里城公園Facebookページより

2019年11月30日、木曳門(こびきもん)の手前までの区域、上の毛(うぃのもう)公園から久慶門下までの園路が解放され、少し広がりました。

しかし、木曳門(こびきもん)、歓会門から先は以前として立ち入り規制がかかっています。

歓会門、久慶門、広福門、西のアザナ、銭蔵などのエリアを開放

2019年12月12日から、首里城公園の立ち入りできる場所が広がりました。

首里城一部再開
首里城公園Facebookページより

火災の影響で立ち入り規制されていた場所の内、歓会門、久慶門、広福門、西のアザナ、銭蔵などのエリアが解放されました。

立ち入りを禁止されている部分は、ほぼ有料区域です。

首里城を巡るコースとして、「首里城復興モデルコース」が3つ紹介されました。

コースは「守礼門・京の内 早回りコース」と「首里城一周/首里まちまーいコース」「首里城公園ビュースポットコース」の三つで、その中でもショートカットできるコースがあり、それを含めると合計4つのルートになります。

京の内物見台から下之御庭の通路利用可能に

12月12日に大きく開園区域が広がったばかりですが、2019年12月14日に更に広がりました。

首里城公園・利用区域を拡大
首里城公園公式ホームページより

大きく広がったわけではありませんが、地図上の青い矢印で書かれた、京の内物見台から下之御庭の通路が利用可能になりました。

首里城ライトアップ一部再開

2019年12月21日に、城壁(歓会門から継世門、瑞泉門から淑順門)のライトアップが再開されました。

首里城ライト一部再開
首里城公園公式ホームページより

火災後からこの日までは、弁財天堂、歓会門、守礼門の周辺はライトアップされていました。

更にライトアップされるエリアが増え綺麗な風景を見ることができます。

ライトアップされる時間は日没後から24時までで、12月は17時45分に点灯するそうです。

首里城公園有料区域一般公開

火災の後から尿上することができなかった有料区域について、2020年6月12日から一般公開を開始しました。

首里城有料区域再開
首里城公園公式ホームページより

入場できる区域は「奉神門・世誇殿・東のアザナ」となっていて、開場時間は9時から17時半(無料区域は8時半~18時になっています)で一般大人料金は400円です

公開の目的は、復元が進む首里城の姿を見てもらおうというのが目的となっています。

「新春の宴」 開催

例年行われている「新春の宴」ですが、2020年も開催され、2021年も開催されました。

2020年新春の宴の内容

場所は、2019年は有料エリアである御庭で正月儀式「朝拝御規式」や国王・王妃出御、御座楽の演奏が行われたが、2020年は、有料エリアが立ち入り禁止区域になっているため、全て無料エリアである下之御庭、芝生広場などで行われました。

内容としては、正月儀式「朝拝御規式」は行われませんでしたが、国王・王妃登場などが行われ、たくさんの方が訪れました。

そして、2020年の正月三が日に首里城公園へ訪れた来場者数は、2019年より4339人多い、37,841人でした。

2021年新春の宴の内容

2021年は1月1日から3日まで行われ、2020年は全て無料エリアで行われましたが、2021年は、国王・王妃出御を有料エリアの世誇殿前で行われました。

内容としては、国王・王妃出御のほかは、御座楽演奏、琉球芸能の宴(琉球舞踊、琉球古典音楽演奏)などとなっており、「朝拝御規式」は2020年同様行われませんでした。

首里城公園の最新情報

こちらのブログでは、首里城公園のホームページや、各種報道などから集めた情報をまとめています。

最新の首里城公園についての情報については、首里城公園のホームページを確認いただくのが、確実になります。

確実な最新情報を確認されたい方は、首里城公園のホームページをご確認ください。

首里城公園公式ホームページ

 

http://oki-park.jp/shurijo/

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