【実体験レポート】話題の新テーマパーク「ジャングリア」に行ってきた!期待と現実、正直な感想をお届け

はじめに

2025年7月25日にオープンした沖縄県今帰仁村の新しいテーマパーク「ジャングリア」。オープン当初から話題になっていましたが、同時に「評価がいまいち」という声も聞こえてきました。果たして実際のところはどうなのか?子供と一緒に実際に訪問してきたので、忖度なしの正直な感想をお届けします。

▼実際の訪問の様子はYouTube動画でも詳しく紹介しています! パーク内の雰囲気や実際のアトラクションの様子、フードの見た目など、文章では伝えきれない現場のリアルな様子を動画でご覧いただけます。この記事と合わせてチェックしていただくと、よりジャングリアの実態がお分かりいただけると思います。長い待ち時間の様子や子供のリアルな反応も収録していますので、特にファミリーで訪問を検討されている方には参考になるはずです。

アクセス編:シャトルバスシステムは便利だが…

まず驚いたのがアクセス方法。もちろんジャングリアに駐車場がありますが、有料のため、今回は無料で利用ができる提携駐車場である、ジャングリア専用の駐車場ではなく、イオンの屋上駐車場からシャトルバスでのアクセスとなります。これは一長一短で、駐車場の心配がない反面、バスを待つ時間や移動時間がかかるのは事実です。

チケットを見せると「シャトルバス乗車券」がもらえ、そこからバスの行列に並びます。バスには何故かゴリラチョップ(英語表記では「Gorila Rock」)の絵が描かれていて、沖縄らしさを感じました。

入園からの第一印象

パークに到着すると、まず目に入るのは長い入園待ちの行列。ただし、この待ち時間を有効活用する工夫がありました。並んでいる間に恐竜探しができるようになっており、首長恐竜やT-REXの姿を見つけることができます。子供連れには嬉しい配慮ですね。

入園後の第一印象は「広々としている」こと。無料の日傘レンタルがあるなど、沖縄の強い日差し対策もしっかり考えられています。

アトラクション体験記

ヤンバルフレンズ(★★★★☆)

最初に体験したのは「ヤンバルフレンズ」。当初「待ち時間なし」の表示でしたが、実際は40分待ちでした。このあたりは運営側の情報更新に課題があるようです。

アトラクション自体は、ヤンバルクイナやシーサーなどの沖縄固有のキャラクターと触れ合えるもので、子供は実際にヤンバルクイナとお話しすることができ、とても喜んでいました。沖縄らしさを感じられる良いアトラクションだと思います。

ダイナソーサファリ(★★★★☆)

メインアトラクションの一つ。待ち時間は120分→150分→230分と刻々と増加していく人気ぶり。整理券システムがあり、指定時間に戻ってくれば90分の待ち時間で済むという仕組みです。

アトラクション内容は車に乗って移動しながら恐竜を探すスタイルで、途中で降りてアクションを楽しむ場面もあります。ネタバレは避けますが、なかなか楽しいアトラクションでした。制作クオリティは悪くなく、子供も「ドキドキした」と満足していました。

フード事情:テーマパーク価格だが工夫あり

ラップサンドイッチ(950円)★★★☆☆

焼きそばと野菜が入ったラップサンドイッチ。テーマパーク価格としては妥当かもしれませんが、やはり高めです。味は濃いめでしたが、野菜もシャキシャキしており、子供も「おいしい」と言っていました。

キッズボックス(1400円)★★★★☆

フードコート「ワイルドバンケット」で注文したキッズボックス。お肉、ポテト、恐竜の足跡風のニンジンゼリー、恐竜型ポテト、肉おにぎり、ジュースがセットになっています。

価格は高めですが、恐竜の足跡やT-REX型など、テーマパークらしい演出がしっかりしていて、子供は大喜び。味も悪くなく、ニンジンゼリーという健康面への配慮も感じられました。

その他フードオプション

フードコートには他にも「チルドアジアンフード」(冷やしアジアンヌードル)、焼きトウモロコシ、ハンバーガー(2200円)、各種フローズンドリンクなど、バラエティに富んだメニューが揃っています。ただし、全体的に価格は高めの設定です。

施設・サービス面

良かった点

  • 無料日傘レンタル
  • フォトスポットの充実
  • 恐竜との記念撮影スポット
  • 雨天時の屋根付きエリア
  • グッズショップの品揃え(パーカー、タオル、帽子、雨ポンチョなど)

改善が必要な点

  • 待ち時間表示の正確性
  • 天候不良時のアトラクション運休(バルーン系など)
  • レストランの席数不足
  • 情報案内の充実度

料金とコストパフォーマンス

今回の滞在で利用したもの:

  • 入園料:6,930円(国内在住者)
  • ラップサンドイッチ:950円
  • キッズボックス:1400円
  • アトラクション2つ(追加料金なし)

アトラクション数に対して料金は高めという印象です。特に待ち時間を考慮すると、1日で楽しめるアトラクション数は限られるため、コストパフォーマンスは正直微妙なところ。

運営面での課題

待ち時間の長さ

最大の問題は圧倒的な待ち時間の長さ。主要アトラクションは軒並み100分超え、人気のダイナソーサファリは230分待ちまで伸びました。整理券システムがあっても結局90分は並ぶ必要があり、根本的な解決には至っていません。

情報管理

「待ち時間なし」と表示されていても実際は40分待ちだったり、リアルタイムでの情報更新に課題があります。来園者の計画を立てにくくする要因となっています。

天候対応

沖縄という土地柄、急な雨は日常茶飯事。しかし屋外アトラクションの運休や代替プランが少なく、天候不良時の楽しみ方が限定的です。

子供目線での評価

肝心の子供の感想は「楽しかった」「ドキドキもした」と好評でした。特に:

  • 恐竜との触れ合い体験
  • ヤンバルクイナとの会話
  • 恐竜型フード
  • スリルのあるアトラクション体験

これらは確実に子供心をつかんでいました。

総合評価とおすすめの楽しみ方

評価:★★★☆☆(3/5)

良い点:

  • アトラクションの質は悪くない
  • 沖縄らしさとテーマパークらしさの融合
  • 子供が楽しめる工夫が随所にあり
  • フードの演出が凝っている

改善点:

  • 待ち時間の長さ
  • 価格設定の高さ
  • 運営面の精度向上が必要
  • 天候不良時の対応

おすすめの楽しみ方

  1. 平日訪問:可能であれば平日の訪問で混雑を避ける
  2. 事前計画:アトラクションの優先順位を決めて効率的に回る
  3. 天気予報チェック:晴れの日を狙って訪問
  4. 時間に余裕を:1日しっかり時間を取って楽しむ
  5. 期待値調整:完璧を求めず、新しいテーマパークとして温かく見守る

まとめ

ジャングリアは確かに課題の多いテーマパークです。待ち時間の長さ、価格の高さ、運営面での精度など、改善すべき点は多々あります。しかし、アトラクション自体のクオリティは悪くなく、沖縄らしさを活かした独自性もあります。

特に子供連れファミリーには、恐竜体験や沖縄固有の動物との触れ合いなど、他では得られない体験を提供してくれます。オープン直後の混乱期と考えれば、今後の改善に期待したいところ。

現時点では「期待値を調整して、時間に余裕を持って訪問する」ことをお勧めします。完璧なテーマパークではありませんが、沖縄の新しい観光スポットとして、温かく見守りながら楽しんでいただければと思います。

今後運営が安定し、待ち時間が改善されれば、もっと高い評価になる可能性を秘めたテーマパークだと感じました。沖縄観光の新しい選択肢として、今後の成長に期待しています。

ジャングリア初来場2025
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