納豆。
実は私は大嫌いで、おそらく食べ物の中で絶対食べない唯一のものです。
なので、全く関係ないのですが、うちの子供は大好きです。
赤ちゃん頃から良く食べ、なんとそのまま1パックペロリと食べてしまいます。
感心するとともに、納豆って赤ちゃんが食べても大丈夫なんだなと。
食べれない僕としては不思議。
という事で、ちょっと赤ちゃんと離乳食、納豆についてまとめてみました。
そもそも納豆を赤ちゃんに食べさせても大丈夫なの?
結論からいうと7、8ヶ月以降に赤ちゃんに納豆をあげるのは全く問題ありません。
心配な方は逆に栄養豊富で離乳食におすすめされるほどです。
納豆嫌いな僕からすると栄養あるのは知ってるけど、赤ちゃんから食べるなんて信じられませんが。
いつから納豆をあげていいの?そのままは?
納豆をあげてもいい時期は離乳食中期からになります。
先ほども言いましたが、目安としては生後7、8ヶ月からですね。
かといってもちろん最初からそのままなんてのは無茶ですよね。
やはり最初はしっかりと手を加えてあげましょう。
納豆を始めてあげるときのあげ方、与え方、過熱方法、レシピ
まずは離乳食の基本行動ですね。
- 過熱してあげる
- 細かく刻んであげる
- 最初は少量から
過熱方法はそれほど難しくありません。
湯通ししてあげればよいです。
湯通しの方法は茶こしや裏ごし器に納豆をいれて、上からお湯をかけてあげればよいでしょう。
湯通しした納豆をざるに入れて洗うとネバネバが減ったり、なくなったりするので、赤ちゃんにとっては食べやすくなります。
そして、細かく刻んであげる必要があります。
離乳食中期ではまだまだ歯も生えそろっていないので、大きな粒のままでは食べることができません。
なので、細かく刻んであげましょう。
ひきわり納豆は既に細かくなっているので、利用すると便利ですね。
でも、ひきわりそのままでも粒が大きいので、更に細かくする必要はあります。
離乳食の納豆の味付けは不要。たれは使わない!
ちなみに添付されているたれは使用しないようにしましょう。
塩分も多く含まれているので赤ちゃんに与えるのは避けた方が良いでしょう。
基本的に離乳食で納豆を与えるのには味付けをする必要はありません。
納豆の冷凍保存方法。冷凍保存しても大丈夫なの?
納豆は発酵食品といっても、やはり賞味期限などは気になりますよね。
また、赤ちゃんにはできるだけ新鮮なものをあげたいなという気持ちになりますよね。
そんな時には冷凍して保存する方法もあります。
基本的に冷凍しても品質が変わりにくいので、冷凍しても大丈夫です。
保存方法の手順は次の通りです。
- 下ごしらえは必要ありません。
- 納豆をパックから全部取り出す。
- 一度全部をサランラップなどで包み冷凍する。
- 一度凍らしたものを、1食分ずつに分ける。
- 1食分ずつにわけたものを、別々にサランラップなどで包む
- 1つ1つサランラップなどで小分けにしたものを、ジップロックなどのフリーザーパックに入れる。
- フリーザーパック内の空気をできるだけ抜いて、しっかり口を閉めて冷凍庫で保存する。
という事で、意外と簡単な作業です。
下ごしらえが必要ないのは、利用するときに、解凍して、茹でたり、湯通ししたり、細かく刻んだりすればいいので、冷凍保存するときに下ごしらえをする必要はありません。
そして、最初に全部を冷凍させるのは、その方が小分けにするのが簡単だからです。
ねばねばのまま小分けにすると、作業しているテーブルが大変なことになってしまいます。
でも、一度冷凍すると、簡単に小分けすることができます。
小分けにする量は、後で記載している1日の摂取量も目安にしてください。
納豆の栄養価。加熱しても変わらない?
納豆の栄養価はそもそもどんなものなんでしょう?
値上げを発表したタカノフーズ株式会社のホームページに上がっていたものを、抜粋させていただきます。
納豆1パック(45g)に入っている栄養素
・タンパク質 7.4g (牛肉肩ロース 45g分)
タカノフーズ株式会社ホームページより
・ビタミンB6 0.11mg (銀杏 80粒分)
・カリウム 300mg (トマトジュース 3/5缶分)
・マグネシウム 45mg (かき 3個分)
・鉄分 1.5mg (牛レバー 40g分)
・食物繊維 3.0g (にんじん 1本分)
・ビタミンE 0.5mg (トマト 1/2個分)
・カルシウム 41mg (牛乳 1/5杯分)
・ビタミンB2 0.25mg (豚肉肩ロース 100g分)
とても高い栄養価ですね。
ちなみに違うメーカーですがパッケージに記載されていある栄養価です。
納豆だけでこれだけの栄養素をとれるのは、やはり大きな利点ですね。
この栄養素が過熱することで一体どうなるのか?
まず、ビタミンB2、ビタミンB6のビタミンB群については、熱に弱く、加熱することによって栄養価が減少します。
と言っても0になるわけではありません。
カツオ魚肉をゆでる実験で、煮汁内に溶けだしたビタミンBは3.4%だったという研究結果もあります。
(新・実学ジャーナル 2016.7+8より)
その他のタンパク質やカリウム、マグネシウム、鉄分、カルシウム、食物繊維などは、加熱によって減少したりすることは基本的にありません。
しかしながら、納豆特融のナットウキナーゼという酵素は熱にとても弱く、加熱することで効果が失われます。
というものの、ナットウキナーゼの効果は、血液がさらさらになる効果であったり血栓溶解作用なので、赤ちゃんには必要のない酵素かもしれません。
それよりしっかりと殺菌してあげて、食べやすくしてあげることが重要でしょう。
不足がちなビタミンKも納豆には豊富
赤ちゃんは生まれてくるときは、基本的にビタミンK不足の状態で生まれてきます。
というのも、お腹の中の赤ちゃんが栄養をもらう大切な胎盤ですが、ビタミンKは胎盤を通じて赤ちゃんになかなか移行しない栄養素だそうです。
ですので、現在産まれたばかりの赤ちゃんに、ビタミンK2シロップ、通称「ケーツーシロップ」が与えられるようになりました。
その不足がちなビタミンKが、なんと納豆には豊富に含まれています。
量としては1パックにおよそ240μg含まれています。
なんだか単位がわかりづらいですが、ビタミンKの1日の推奨摂取量が成人で150μgだそうです。
なので、2/3パックほど食べれば十分な摂取量になります。
納豆菌を赤ちゃんは食べても大丈夫?
納豆菌とは納豆を作るために大切なものです。
大豆を納豆菌によって発行させることによってできるのが納豆です。
その納豆菌を作り出しているものは、ナットウキナーゼとビタミンK2、そしてアミノ酸です。
ナットウキナーゼは先ほど書いたように熱には弱いですが、血液をサラサラにする効果があるもの。
ビタミンKは赤ちゃんにはほしい栄養素です。
それとアミノ酸です。
ですので、基本的に納豆菌を赤ちゃんが摂取しても全く問題ありません。
納豆を与える摂取量の目安
納豆を与える量の目安は、豆腐の量を目安にすればよいでしょう。
豆腐の目安は厚生労働省が発表しているのは、離乳食中期で45g、離乳食後期で50~55gです。
これと同じぐらいの量を目安に納豆もあげればよいでしょう。
これはあくまで1日のタンパク質の摂取量を目安に算出しています。
なので、納豆だけで取るというのは少し偏りすぎかもしれません。
1パックは45gのものが多いです。
子供用の納豆などは30gなどと少し小さなものも売っています。
離乳食中期で1回のタンパク質系の食品が納豆のみであれば、1パックあげても問題ありません。
かといって納豆ばかりだと、大豆食品ばかりあげていることになるので、色々な食品をあげるように心がけましょう。
赤ちゃんに納豆を湯通ししてあげるのはいつまで?生でそのままあげていい時期
湯通しするのって意外と面倒ですよね。
できればそのまま上げたい。
そのまま上げることができれば手間が減りますもんね。
どれぐらいからかというと、離乳食後期というのが目安でしょう。
およそ生後9か月ごろからですね。
しかし、中期のころから納豆をそのまま上げている方もいらっしゃいます。
なかなかここからという判断は難しいですが、皆さんの意見を参考にして、子供の様子を見ながらあげるのが良いでしょう。
納豆を食べるのが慣れてきた、納豆を食べるのが好きだというのがわかってくれば、少量からそのままあげてみましょう。
もし、そのまま食べるのが、嫌なら拒絶するでしょうし、大丈夫ならパクパク食べるでしょう。
納豆は大豆食品なので、アレルギーにも注意が必要なので、そのまま食べさせるようにするときも少量から始めることが大切ですね。
回転寿司や手作りの納豆巻きにも挑戦してみましょう
子供と一緒に回転寿司なんて行きたいですよね。
せっかく行ったなら一緒にお寿司も食べたいですね。
まず、納豆をそのまま食べれるようになってからですね。
時期としては先ほどまでに書いたように、目安としては離乳食後期の9ヶ月以降でしょう。
そして、気にするものが2つ
- お酢(酢飯)
- 海苔(のり)
まず、お酢ですが、僕自身も小さなことは酢の物などが苦手だった思い出があります。
基本的にお酢は苦手な子が多いようです。
お酢は酸なので無理に与えるものでもありません。
なので少しずつでしょうが離乳食後期ぐらいから、与えても問題はありません。
しかし、それほど無理に与える必要もないものです。
なのでじっくりと時間をかけて、徐々に上げた方が良いでしょう。
次に、海苔は離乳食の中期から始めて、離乳食後期には問題ありません。
しかし、海苔を大きいままだと、口にくっついたりして食べにくいので、小さくしてあげるのが基本です。
という事で、回転寿司の納豆巻きについては、お酢が食べれるようになってから、海苔を小さくちぎってあげながらあげるのが良いでしょう。
しかし、手作りの納豆巻きについては、酢飯ではなく普通の白いご飯で作ることも可能ですし、海苔も小さくしたものを使うこともできます。
そこはアレンジしてあげればよいでしょう。
納豆を赤ちゃんにあげることのに気を付けるのはアレルギー、かぶれ、そして?
赤ちゃんに納豆をあげるときに気を付けることはもちろんあります。
一つはアレルギーですね。
納豆は大豆からできているものです。
大豆はアレルギーが出やすい食品の一つですので、やはり注意は必要です。
しかしながら、納豆は発酵して作られていることから、大豆アレルギーが出にくい食材とも言われています。
逆に納豆が大丈夫だから大豆が大丈夫だと思うのは危険なので、注意してください。
納豆で口の周りがかぶれるのはアレルギー?
納豆で口の周りなどがかぶれる赤ちゃんがいるようです。
かぶれたからと言ってアレルギーだと断定するのは早いです。
納豆はねばねばが強い食品です。
粘り気というのは肌に刺激が強く、それによってかぶれてしまうことがあります。
その他でいえば、オクラや長いも、山芋ですね。
山芋なんかは大人でも手がかぶれたりします。
なので、粘り気でかぶれた可能性が高いと思いますが、あまり自己判断もしない方がいいでしょう。
赤ちゃんにあげる納豆のおすすめ。遺伝子組み換え大豆は?
赤ちゃんにあげる納豆のおすすめのメーカーなんていうのは基本的にはありません。
しかし、気にしているのは遺伝子組み換え食品であるかどうかでしょうか?
遺伝子組み換え大豆がなぜダメなのか?
幼児期に納豆はどうなの?
我が家の子どもも、いよいよ4歳を過ぎました。
納豆は保育園の給食でも出るので、パクパク食べています。
でも気分であまり食べない時も。と言っても他のものもそんな時があるので、納豆だからというわけではなさそうです。
そして、回転寿司も大好きになりました。
しかも回転寿司に行った時は、「いくら」か「納豆巻き」しか食べません。後はお寿司ではないうどんとか(笑)
しかし、相変わらず親の私は食べれません。