風疹、麻疹(はしか)の予防接種は赤ちゃんの間に。感染した時の薬は?

【最新更新情報】2019年のはしか、風疹最新情報更新

はしは(麻疹)風疹の予防接種は1歳になると受けることができる予防接種ですね。

忘れたりしないようにしっかり受けましょう。

2018年3月に沖縄県内では麻疹が大規模流行しました。

そして、今度は風疹が2018年8月に国立感染症研究所より、首都圏における風疹急増に関する緊急情報が発表され、沖縄でも、10月9日に那覇市保健局から感染者が出たことが発表され、感染拡大防止のために注意喚起があり

予防接種や沖縄での風疹、麻しん(はしか)についてまとめました。

麻疹(はしか)とはどんな病気なの?

はしかという病気はどんな病気かのか?

そもそも「はしか」って感じで書くと「麻疹」ですよね。

でも、漢字で書いているのの読み方って「ましん」ですよね。
麻しんって表記している場合もあります。

いったいどういう違いがあるんでしょうか?

はしかとは病原体としては麻しんウイルスというウイルスのの感染によって発症する病気です。

このウイルスの名前が「ましん」で病名も「ましん」というのが感染症法に基づいて届けて対象となっている病気です。

「はしか」といのは、和語で「はしかい」というのが語源だそうです。

麻しんうウイルスとはパラミクソウイルス科に属するウイルスで、以前ご紹介したRSウイルスもこのパラミクソウイルス科に属しています。

麻疹ウイルスの感染力は非常に高く、飛沫感染や接触感染などの感染経路によって感染を拡大していきます。

はしかに感染したした場合の症状

麻疹に感染すると典型的な流れは以下の通りです。

  • 潜伏期:10日~12日間
  • カタル期:2~4日間
     コプリック斑:発疹期の1、2日前
  • 発疹期:3~5日間
  • 回復期:発症から7~10日後

という流れになります。

潜伏期とはその名の通り、感染はしていても症状が現れない時期です。

およそ2週間弱の期間があり、もし、感染者と接触した恐れなどある場合は、この潜伏期間2週間を過ぎて症状が現れなければ感染していない可能性が高いと考えて良いことになります。が、猶予を見て3週間ほどは健康観察を行うようにとされています。

潜伏期を終えて症状が出始めると、カタル期と言って、38℃前後の発熱があり、およそ2日~4日ほど発熱が続きます。

その他、鼻水や咳、目やに、下痢などといった症状も出ます。
また、口の粘膜が赤くなったりします。

特に乳幼児の場合、下痢や腹痛を伴うことが多いようです。

そして、発疹が出始める少し前(1、2日前)に、コプリック斑と言って口の中に白いぶつぶつ(コプリック斑)が見られることがあるそうです。

そして、発疹期にはいります。

発疹期では、首筋や耳の後ろ当たりから、ブツブツ(発疹)が出始めて、翌日には全身に広がりを見せて、顔や手足の先にまで発疹が広がります。

発疹期は3日~5日ほどで、発疹が出始めて3日~5日ほどたつと熱が下がり始め、発疹も出た順番に薄くなっていきます。

赤い発疹が次第に黒ずんだ色に変わっていきおさまっていくそうです。

麻疹に感染した恐れがある場合の病院そして薬

もし、自分が、自分の子供などが、麻疹(はしか)に感染したかもと思った場合は、直接病院に行くことは止めましょう。

まず、病院に電話などで連絡をしてください。

そして、病院の指示にしたがって、受診するようにしてください。

というのも、非常に感染力が強い病気です。

なので、不用意に病院に行ってしまうと感染が拡大してしまう恐れがあるので、それを防ぐためです。

基本的には別室、個室での対応となると思います。

そして、治療についてですが、残念ながら麻疹に対しての特有な治療方法というのはありません。

基本的な熱であれば熱を下げる、咳を和らげるなどといった対症療法となります。

なので、麻疹に効く薬といったものも、残念ながらありません。

しかし、症状に合わせて薬が処方されるので、きちんと処方さればものを服用するようにしましょう。

はしかにかかった時の合併症や後遺症は?

麻疹に感染した場合、発疹や発熱によって非常に体力を奪われます。

それによって中耳炎や肺炎、下痢などといった細菌感染による合併症を起こす可能性があります。

そういった場合は、抗生物質などといった抗菌薬が処方されます。

これも麻疹の薬というわけではありませんが、しっかりと服用するようにしましょう。

こういった体力が落ちたことによって、細菌感染する合併症の他に麻しんウイルスが直接影響し、肺炎を引き起こすことがあります。

この場合の肺炎を巨細胞肺炎と呼び、それほど多く引き起こす合併症ではありませんが、引き起こした場合重症化することが多いので注意が必要です。

巨細胞肺炎の症状としては、顔色が悪くなったり、呼吸が苦しくなったりします。

発疹が出てから4日、5日経過しても熱が下がらなかったり、一度下がった熱がまた上がってきりします。
顔色が悪かったり呼吸が苦しそうにしている場合には、病院に受診するようにしましょう。

麻疹にかかっても感染力が弱い修飾麻しんとは?

麻疹は非常に感染力が強く、空気感染をするので、抗体がない人が、感染した人と短い時間、同じ空間を共にしただけで感染してしまいます。

基本的に抗体を保有している場合は、感染者と接触したとしても、もちろん感染しません。

しかし、抗体を保有しているものの、抗体レベルが低下、抗体が弱まっていっている人や、0歳児などで母親からの抗体(移行抗体)が残っているものの、抗体レベルが低下していて、免疫はあるが不十分で感染をしてしまい発症するというケースがあります。

しかし、このような場合は通常の麻疹とは異なり、症状も軽症で、感染力も弱いとされています。

このように、免疫があるが不十分で感染し発症してしまった麻疹を「修飾麻しん」と呼んでいます。

風疹(3日はしか)とはどんな病気なの?

風疹とは、3日はしかとも呼ばれています。

3日はしかとも呼ばれるように、麻しんと同じように発疹を伴う病気です。

基本的には、発熱、発疹、リンパ節が腫れ上がるリンパ節腫脹を伴うウイルス性の発疹症です。

3日はしかの語源なのかはっきりとはわかりませんが、風疹は麻しんより症状が軽く3日程度の熱で症状が回復することが多い病気です。

風疹に感染した時の症状は?

風疹の症状、発症の流れは以下のようにあることが多いです。

  • 潜伏期間:2週間〜3週間(平均16日〜18日)
  • 症状期:3日〜5日程度

症状期に現れる症状の一般的なものとしては以下のものです。

  • 発熱
  • 発疹
  • リンパ節腫脹(腫れ)
  • 目の充血
  • 関節痛

風疹も麻しんと同じようなカタル症状を伴うことがありますが、麻しんに比べると軽症であるのが特徴です。

発熱については絶対に発生するものではなく、約半数のみが発熱を伴う症状である。

また、不顕性感染と言われる、発熱はもちろん発疹などの症状が出ない感染であることが、15%〜30%あるとされています。

少し話はずれますが、不顕性感染で気をつけなければいけないことがあります。

それは、症状が現れなくても感染しているということは、人へ移すことがあることも忘れては行かないということです。

風疹にかかったら、うつしてしまうので注意。感染期間は?感染経路は?

風疹にかかった場合、もちろん人に移してしまうことがあります。

感染する可能性がある期間、ウイルスを排出している期間は、発疹が出現した時期の前後1週間だとされています。

発疹経路は、ウイルス感染の一般的なものですが、風疹感染者が咳やくしゃみをすることによって飛び散ったウイルスを吸い込むことによって感染する「飛沫感染」。
感染した人がウイルスを付着させた手などでものに触り、ものにウイルスを付着させ、その付着したウイルスを触った手で、口や花を触ることによって感染する「接触感染」になります。

風疹に気をつけたいのは妊婦さん

風疹への感染で気をつけたいのは、一番が妊婦さんです。

その理由については、妊娠20週ぐらいまでの妊婦さんが風疹に感染した場合、風疹ウイルス感染がお腹の中の胎児に及んでしまうことがあります。

もし、胎児にまで及んでしまった場合、先天性風疹症候群(cogenital rubella syndrome:CRS)が出現することがあります。

感染する時期によって、症状や重症度は様々ですが、先天異常として発症するものは次のものが多いです。

  • 先天性心疾患
  • 難聴
  • 白内障
  • 色素製網膜症

先天異常以外にも、新生児期に症状が出ることがあります。

その症状は以下のようなものです。

  • 低出生体重
  • 血小板減少性紫斑病
  • 溶血性貧血
  • 黄疸
  • 間質性肺炎
  • 骨髄脳炎
  • 進行性風疹全脳炎
  • 糖尿病
  • 精神運動発達遅滞

風疹の治療方法は?特効薬はあるの?

風疹の治療については、残念ながら特効薬のようなものはなく、症状を和らげる対症療法となります。

薬で言えば、発熱があれば、熱を下げる薬、解熱剤が処方され、咳が出れば、咳を抑える薬が詳報されるのがほとんどです。

発疹に対しての薬ですが、基本的には塗り薬は処方されないようです。基本的には飲み薬で対応します。

赤ちゃんの麻疹、風疹予防接種前に確認しておきたいこと

麻疹、風疹の予防接種がうけることができるのは、1歳の誕生日からです。

受ける予防接種はMRワクチンと言って麻しんと風しん混合のワクチンです。

麻疹の予防接種は2回接種する必要がありますが、定期対象者は1回目(第1期)が1歳~2歳未満で、2回目(第2期)が5歳~7歳未満の小学校入学前の1年間です。

なので、基本的に赤ちゃんが接種するのは、1歳の赤ちゃんが対象になります。

  • 第一期:1歳から2歳になる前日まで
  • 第二期:小学校入学前の1年間(平成24年4月2日から平成25年4月1日生まれ)

1歳未満、4ヶ月の赤ちゃんでも麻疹予防接種は可能なのか?

どうして1歳から予防接種が始まるのか?

それは、基本的に麻疹の抗体は、お母さんから引き継がれます。

胎盤と通して母体から胎児に移行し、少なくとも6ヶ月、長ければ1歳近くまで抗体が持続するのです。

お母さんからもらった抗体は、なんと予防接種で摂取するウイルスを跳ねのけてしまいます。

なので、麻しんの予防接種の他、1歳から始まる予防接種も多くあります。

といっても、6ヶ月から1歳までの、抗体が持続しているかわからない時期は不安になりますよね?

この時期に予防接種をすることは可能です。

しかしながら、定期予防接種とは異なるので、基本的には費用は自己負担となります。

今回沖縄で流行している麻疹の対応として、1歳未満の子供への予防接種も一時的な対応ですが、市町村が費用負担する場合、県が一部を補助するという方針を決めています。

それによって各市町村で対応は異なりますが、多くの市町村で6ヶ月~1歳未満の乳児を対象に予防接種補助を行っています。

しかし、0歳児の間に受けた予防接種については、その後効果が薄れてしまうようです。

ですので、0歳で麻しんの予防接種を受けたからといって、1歳での定期予防接種を受けないなどという事はせず、定期予防接種はしっかりと受けるようにしましょう。

大人でも麻疹の予防接種を受けることは可能

結論から言うと大人でも麻疹の予防接種を受けることは可能です。全く問題ありません。

大人が麻疹の予防接種を受ける、受けたいと考えるケースは色々あるのではないでしょうか?

考えられるケースは下のような内容でしょうか。

  1. 今まで一度も麻疹の予防接種を受けたことがない。更に一度も麻疹に感染したことがない。
  2. 今まで一度も麻疹の予防接種を受けたことがないが、麻疹に感染した、かかったことがある。
  3. 1度だけ麻しんの予防接種を受けたが、2度目は受けていない。更に一度も麻疹に感染したことがない。
  4. 1度だけ麻しんの予防接種を受けて、その後麻疹にも感染したことがある。
  5. 2度麻疹の予防接種を受けて、その後麻疹に感染していない。
  6. 予防接種を受けたかどうかわからない。
  7. 麻疹に感染したことがあるかどうかわからない。

これらのケースで、早急に麻疹の予防接種を受けた方が良いのは、一目でわかるかと思いますが、「1」のケースです。基本的に麻疹の抗体が無いことが多いですので、早急に予防接種を受けることをお勧めします。

そして、2回の予防接種が必要なので、2度目も受けるようにしましょう。2度目は1ヶ月程度間をあければ摂取することは可能です。2度目の受ける時期は予防接種を受ける際に確認すればよいでしょう。

そして、「3」のケースも1度だけの予防接種だと免疫が付かない人もいるようです。ですので、2度目の予防接種を受けるようにしましょう。

また、「6、7」のようにわからないというケースもあるでしょう。その場合、麻疹の抗体検査というものがあります。

検査を受けることで予防接種を受けた、麻疹に感染したという事自体はもちろんわかりませんが、麻疹の抗体があるかどうかというのはわかります。ですので、こちらの検査を受けることで把握することは可能です。

しかしこの検査自体は自己負担で受ける必要があるので、有料の検査になってきます。また保険適用外となるので、全て実費負担となります。病院によって金額は前後するようですが、おおよそ3,000円~5,000円、10,000円ほどかかる病院もあるようです。

しかし、この検査を受けてもし抗体がないとなった場合は、予防接種を受ける必要が出てきます。

予防接種の金額も病院によって様々ですが、10,000円ほどかかる病院もあるようですので、もし、抗体検査をして抗体がなくて予防接種を受けるとなると倍の値段がかかることもあります。

なので、もう一つの方法としては抗体の検査をせずに、予防接種を受けるという事も可能です。もし、抗体があった場合でも、あまり大きな意味はない可能性もありますが、更に予防接種を受けることで感染予防には効果が上がるとされています。

そして次に感染したことがある「2、4」に関しては、予防接種を受ける必要はないでしょう。基本的に麻疹に感染した場合、それが子供の頃であって成人したとしても、十分な抗体があることが多いので、基本的には麻疹の予防接種を受ける必要はありません。

最後にですが「5」のケースも基本的には抗体があると考えられます。ですので、予防接種を受ける必要はありません。

しかしながら、感染したことがある、予防接種をしっかりと受けた、抗体検査で抗体があったとして、感染が拡大している場合など不安になることもあるでしょう。

もちろん過度に心配する必要はないかと思いますが、更に麻しんワクチンを接種することも可能です。

先ほども言ったように、抗体があって予防接種を受けたとしても、悪影響を及ぼすことはないとされており、感染予防には効果が上がるとされています。しかし費用については、もちろん全額自己負担となります。

先日、実際に予防接種を受けてきました。その内容をブログでも書いたので是非ご覧ください。

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沖縄県内で発生した風疹患者について

2018年8月に首都圏を中心にして風疹の患者急増についての緊急情報が発表されましたが、その後に沖縄でも風疹感染者が発生しました。

2018年10月に沖縄県内でも風疹に感染した方が確認されて、11月7日に1名の患者が確認され、合計の患者数が8名になったことが11月14日発表されました。

最終的には2018年10月に7名、11月に3名、12月に2名、2019年1月に4名、2月に5名、3月1名、5月に4名の患者が確認され、収束しました。

2019年の患者情報として発表されたのは以下のような内容です。

※画像をタップ又はクリックすると大きな画像を見ることができます。

風しん関連情報(2018年)(沖縄県ホームページ)
https://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/chiikihoken/kekkaku/huusin2018.html

しかしながら、沖縄県では感染者が確認されたということであって、警報、注意報レベルにまでは達しませんでした。

なお、全国的には第1週から第52週(2018年10月21日~2018年12月30日)までで2,917名の患者が報告されました。

2019年の全国的な風疹流行について

※画像をタップ又はクリックすると大きな画像を見ることができます。

風疹 発生動向調査(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/700-idsc/2131-rubella-doko.html

2019年は2018年より少し減少したものの、2,306人の患者数でした。

※画像をタップ又はクリックすると大きな画像を見ることができます。

風疹 発生動向調査(国立感染症研究所)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/rubella-m-111/rubella-top/700-idsc/2131-rubella-doko.html

週間でも見てわかるようにピークは過ぎましたが、以前として患者が出て切ることには変わりありません。

先天性風疹症候群の患者を2019年は確認

先天性風疹症候群については、2014年に報告されて以降、報告がありませんでしたが、2019年に合計4人の患者が報告されています。

都道府県別では、埼玉県1人、東京都2人、大阪府1人です。

母親のワクチン接種歴は、接種年や種類は不明だが1回接種の方が1人、接種歴が不明なのが3人でした。

妊娠中の風疹罹患歴については、1名については有りで、2名は不明、1名は無しでした。

沖縄県内で過去に流行したはしかについて

平成11年から平成13年の間に沖縄県で麻疹が流行しました。

この時には流行が2度あり9人の乳幼児が残念ながら犠牲となりました。

沖縄で2018年に確認された麻疹感染者について

そして、2018年3月に4年ぶりに感染者が確認され、6月に収束宣言が発表されました。

最初に確認されたのは台湾人の観光客の方で、観光中に発疹が出たので自ら病院に受診し、麻疹の疑いがあることがわかりました。

当時、この観光客の方の行動の詳細が那覇市ホームページに掲載されていました。なお、現在は掲載をしておりません。この時に接触した場合で、感染した場合は、既に発症しており、この流行は収束していますので、あくまで参考としてください。

患者情報:台湾在住、30 代、男性。
経過
・3/14(水) 発熱。
・3/17(土) 台北より、タイガーエアー230 便で、沖縄県へ移動。
モノレールを利用し、那覇市内観光等。那覇市内ホテルで宿泊。
・3/18(日) モノレールを利用し、レンタカー店へ移動。
レンタカーを利用し糸満市及び北谷町内を観光等。うるま市内ホテルで宿泊。
・3/19(月) レンタカーを利用し、今帰仁村、名護市内及びうるま市内を観光等。発疹出現。
夜間に自ら中部保健所管内医療機関を受診し、入院。
・3/20(火) 当該医療機関から中部保健所へ、麻しん及び風しん疑い患者報告。
中部保健所から衛生環境研究所へ検査依頼し、検査の結果、麻しん遺伝子陽性。
(風しんは陰性)。

那覇市ホームページより

沖縄県の麻疹流行の流れとその後

最初に感染が確認されてから、感染者が増え、合計101人の方が沖縄県内で感染が確認されました。(最初の台湾観光客を除くと101人、1名再検査でワクチン由来であることが判明したため取下げ、終息宣言時には99名でしたが、後に精査して新たに2名の感染者が確認されました。)

また、この人数に含まれていませんが、米軍基地内で1名、麻疹に感染したと診断されたそうです。

そして、この流行から半年経過した11月12日に40代女性1人がはしかに感染したという報告がありました。

最初に沖縄県ではしかの感染が確認されたのは、石垣市内に住む40代の女性で、この女性は3月17日に最初の感染が確認された男性の台湾人観光客と接触したそうです。

最初の方を含めて感染者の内7名は台湾人の観光客の方と接触したことにより、感染したと考えられているようです。

そしてその後も、感染経路などについては随時調査が進められ、家庭内感染や職場内感染、又は病院内での感染が増えていきました。

一時期感染者が非常に増えましたが、感染者の中には修飾麻しんであり、感染力が弱い麻疹の場合も多くいました。

また、はしか患者として報告されていた1名の方が麻しんワクチン由来であることが再検査で分かったそうです。
予防接種が原因で同じような症状が出ることもあるようですが、今回の流行とは分けて考える必要があります。

そして最初に感染者が確認されてから、毎日のように感染者が確認されましたが、4月22日~24日の間は、検査を受けている方の中で、はしかに感染したという方がいませんでした。

しかし、このまま収束するかと思われたものの、その後感染者が何人か出ました。

そして、ゴールデンウイーク後にまた、感染したと言う方がいない状況が続いていましたが、5月8日に2名、5月9日に2名の方が麻疹だと診断されました。

更に5月10日は、再び麻しん患者と診断された方はいませんでしたが、5月11日、14日、15日には再び診断された方がいました。

そして5月16日以降、はしかと診断された方が出ず、6月11日終息宣言が発表されました。

2018年の流行中、沖縄県のホームページでははしか患者の発生についての情報提供が行われ、患者の行動歴も公表されていた時もありました。

行動歴については、商業施設の利用など、不特定多数との接触があった恐れがある患者さんと行動歴が載っていましたが、早い段階で掲載が取りやめになりました。

最後にホームページで掲載された内容を参考として掲載しておきますが、参考程度にしてください。

行動歴が途中で掲載中止になった理由については、沖縄県の広範囲で麻疹患者の報告が相次いでいることと、抗体を保有していない場合、感染については患者とわずかな時間、同じ空間を共有するだけで感染してしまうという2点だそうです。

※画像をタップ又はクリックすると大きな画像を見ることができます。

※画像をタップ又はクリックすると大きな画像を見ることができます。
※こちらの内容は沖縄県ホームページでは掲載が終了しています。あくまで参考としてください。

麻しん(はしか)患者の発生について(沖縄県ホームページ)
http://www.pref.okinawa.jp/site/hoken/chiikihoken/kekkaku/mashin.html
※現在記事は削除されています。

2018年に沖縄県で行われた予防接種助成、補助の状況についてのまとめ

2018年3月から流行していた麻疹の対応として、沖縄県では6ヶ月から1歳までの予防接種について、市町村が費用が負担した場合について、その費用の一部を補助が行われていました。

それによって6ヶ月~1歳までの乳児についての予防接種の各市町村で対応が行われています。

また、それ以外の子供で第1期(1歳)や第2期(5歳~小学校入学前)でMRワクチンの予防接種ができなかった、しなかった子供たちについても助成をする市町村もあります。

しかし、まずは定期予防接種の対象の子供については早めに予防接種を受けるようにしましょう

なお、0歳で予防接種をした場合、母親から受け継いだ免疫の影響などで予防接種による免疫が薄れていきます。

なので、1歳での定期予防接種については、0歳で受けたから受けないではなく、1歳になった時点でしっかりと受けるようにしましょう。

  • 那覇市:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、助成額が上限11,523円
    2歳~小学校就学前の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種又は1度も接種していない)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年3月31日~6月30日)
    中学生~について、接種費用の補助無し
    http://www.city.naha.okinawa.jp/kakuka/nahahokenjyo/kenkouzoushin/KENNSINNYOBOU/kakushuosirase/masinkinkyusessyu.html
  • 南城市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~中学校3年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    ※該当者に役所から予診票の発送あり。4月15日までに到着予定
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.city.nanjo.okinawa.jp/about-nanjo/news/2018/04/post-1210.html
  • 糸満市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~6歳未満の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~中学校3年生の児童(はしか予防接種を1度も接種していない)について、接種費用が無料
    ※対象者に4/11~4/13の間に 糸満市が順次、個別に通知します。(郵送)
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.city.itoman.lg.jp/docs/2018040600034/
  • 豊見城市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    ※該当者に役所から予診票の発送予定
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.city.tomigusuku.okinawa.jp/health/30/3368/8817
  • 与那原町:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~中学校3年生の児童(MRワクチンを1度も接種していない)について、接種費用が無料
    ※該当者に役所から4月13日に予診票の発送済
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.town.yonabaru.okinawa.jp/topics/pdf/hashika.pdf
  • 南風原町:2歳~5歳未満の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    http://www.town.haebaru.lg.jp/docs/2018040300040/
  • 浦添市:2歳~小学校就学前の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成31年3月31日まで)
    http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2017050900066/
  • 宜野湾市:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第1期第2期共に未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.city.ginowan.okinawa.jp/life/child/01/masin3.html
  • 西原町:接種日時点で生後6か月~12ヶ月未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.town.nishihara.okinawa.jp/news/180409-04-news.html
  • 八重瀬街:接種日時点で生後6か月~12ヶ月未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.town.yaese.lg.jp/docs/2018040600010/
  • 中城村:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~小学校就学前の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.vill.nakagusuku.okinawa.jp/detail.jsp?id=87971&type=TopicsTopPage&select=&funcid=2&editMode=
  • 北中城村:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、助成額が上限11,334円
    2歳~小学校就学前の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、助成額が上限11,334円
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、助成額が上限11,334円
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    ※現在、掲載されていたホームページが削除されているため、詳細については村役場に確認が必要
  • 北谷町:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    http://www.chatan.jp/kenko_fukushi/kenko/yobosesshu/mashin.html
  • 嘉手納町:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:~平成30年6月30日)
    http://www.town.kadena.okinawa.jp/info/n4431.html
  • 沖縄市:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用の助成あり(金額については調査中)
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用の助成あり(金額については調査中)
    (接種期間:平成30年4月1日~平成31年3月31日)
    小学校1年生~高校3年生の児童(MRワクチン第2期または第3期第4期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~平成31年3月31日)
    http://www.city.okinawa.okinawa.jp/sp/kurashi/463/16360
  • うるま市:接種日時点で生後6か月~12ヶ月未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満(平成25年4月2日まで生まれ)の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年3月23日~6月30日)
    http://www.city.uruma.lg.jp/kurashi/119/8622/12584
  • 読谷村:接種日時点で生後6か月~12ヶ月未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.vill.yomitan.okinawa.jp/sections/health2/post-1636.html
  • 恩納村:接種日時点で生後6ヶ月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月6日~6月30日)
    指定医療機関:恩納クリニック(TEL 098-966-8115)(※ここのみでの対応)
    http://www.vill.onna.okinawa.jp/sp/living/health/1484719058/1522814841/
  • 金武町:生後6ヶ月~18歳の児童(MRワクチン第1期未接種又はMRワクチン第2期未接種)について、助成額が約10,000円(自己負担無し)
    18歳に達した3月末日以降~1977年生まれの方について、1,000円の自己負担で接種可能
    (接種期間:平成30年4月2日~6月30日)
    指定医療機関:きんクリニック(TEL 098-968-2145)おくまクリニック(TEL 098-968-5017)松原クリニック(TEL 098-968-3961)かんな病院(TEL 098-968-3661)ゆいクリニック(TEL098-989-3801)
    http://www.town.kin.okinawa.jp/topics/detail/4298
  • 宜野座村:接種日時点で生後6か月~12ヶ月未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:~平成30年6月30日)
    http://www.vill.ginoza.okinawa.jp/news/wp-content/uploads/2018/04/はしか流行特例措置について.pdf
  • 名護市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満の幼児(MRワクチンを1度も接種していない)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.city.nago.okinawa.jp/10/9859.html
  • 本部町:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~小学校6年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月~6月30日)
    http://www.town.motobu.okinawa.jp/newslist/1673
  • 今帰仁村:5歳(平成25年4月2日生まれ以降)~の方(MRワクチンを1度も接種していない)について、接種費用が無料
    ※該当者に役所から案内送付済み
    小学生~50歳未満の方について、接種費用の補助がある可能性あり
    ※保険センターまで個別で問い合わせ必要
    http://www.nakijin.jp/nakijin.nsf/image/00CF513F6DA3BA104925826C004BC690/$FILE/hasika.pdf
  • 東村:調査中
  • 大宜味村:調査中
  • 国頭村:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~5歳未満の幼児(MRワクチン第1期未接種)について、接種費用が無料
    小学校1年生~中学校3年生の児童(MRワクチン第2期未接種)について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月1日~6月30日)
    http://www.vill.kunigami.okinawa.jp/k_hukusi/麻しん発生による行政措置の予防接種について/
  • 石垣市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    (平成30年4月7日、石垣市健康福祉センター集団検診ホール)
    (平成30年4月9日~4月11日、県立八重山病院)
    http://www.city.ishigaki.okinawa.jp/home/shiminhokenbu/fukushicenter/pdf/2018040901.pdf
  • 宮古島市:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:~平成30年6月30日)
    宮古毎日新聞社より
  • 伊江村:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    ※対象者に役場から予診票の発送済
  • 渡嘉敷村:調査中
  • 座間味村:調査中
  • 粟国村:調査中
  • 渡名喜村:調査中
  • 南大東村:調査中
  • 北大東村:調査中
  • 伊平屋村:調査中
  • 伊是名村:調査中
  • 久米島町:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    2歳~小学校就学前の幼児(MRワクチンを1度も接種していない)について、接種費用が無料
    (平成30年4月10日、公立久米島病院 会議室)
    ※該当者に役所から案内送付済み
    (接種期間:~平成30年6月30日)
    http://www.town.kumejima.okinawa.jp/kinkyu/2018040900011/
  • 多良間村:調査中
  • 竹富町:接種日時点で生後6か月~1歳未満の乳児について、接種費用が無料
    (接種期間:平成30年4月6日~平成30年4月20日)
    http://www.town.taketomi.lg.jp/news/index.php?page=article&storyid=228
  • 与那国町:調査中

麻疹流行中に旅行を検討中の場合

2018年のはしか流行は、4月に入って暖かくなってきて時期に起こり、まさに観光シーズンが始まった時に重なった印象です。

沖縄県外、海外から沖縄への旅行を計画している人の中にはキャンセルをされた方も多くいたようです。

実際に4月12日に愛知県で3月28日~4月2日に沖縄旅行に来たという10代男性が麻疹を発症したという報告があったそうです。
そして、4月21日にこの男性と勤務先の医療機関(愛知県名古屋市昭和区にある名古屋第二赤十字病院)で接触した恐れがある30代の女性が、麻疹に感染していたことが分かったそうです。
更に、4月24日に12日判明した男性が受診した病院に別の理由で診察を受けていた中学生姉妹2人がはしかに感染していると確認されたそうです。

とはいうものの、こういった時に、考えずに沖縄旅行に来るのは間違っているかも知れませんが、過度に意識しすぎて、旅行を中止するというのは間違っているように個人的には思います。

しっかりと、今の状況を確認し、自分の状況も確認したうえで旅行の計画を立てることが大切でしょう。

はしか流行の場所への旅行の計画を立てる前にするべきことをざっと記載してみます。

  1. まずは自分、一緒に旅行に行く人の年齢を確認し、一般的な麻疹予防接種歴(麻しんワクチン接種歴)を確認しましょう。
    1. 1976年以前生まれの人は定期接種はありませんでした。しかし、50歳以上の方については、特に高齢の方は自然感染して免疫を持っている可能性が高いです。よって、沖縄旅行に来ても基本的には問題ありません。40代の人についても自然感染によって免疫を持っている可能性が高いですが、予防接種を検討した方が無難かもしれません。
    2. 1977年~1990年生まれの人は、定期接種が1回だけでした。よって、免疫が低い可能性があるので、沖縄旅行へ来る前に、予防接種をすることをお勧めします。
    3. 1991年以降生まれの人で小学生以上の人は、基本的には定期接種を2回受けているので、抗体があり、沖縄旅行に来ても問題ありません。
    4. 2歳~5歳の子供は基本的には1歳の時の予防接種を受けています。この年齢においては1回受けていれば、沖縄旅行に来ていただいても問題ないでしょう。
    5. 1歳の幼児については、MRワクチン(麻しんワクチン及び風しんワクチン)の定期接種の時期にあたりますので、まだ予防接種を受けていない方は沖縄旅行の前に予防接種を受けてから、沖縄旅行に来ることをお勧めします。
  2. 自分、旅行に行く人の実際の麻疹予防接種歴を確認しましょう。
    1. 1歳~小学校入学1年前の子供で1回、小学校入学1年前以降の方で2回接種していれば、抗体があるので、問題なく旅行することができます。
    2. もし、小学校入学1年前以降の子供や大人で1回しか予防接種をしていない、一度もしていないと言う方は、旅行前に麻疹予防接種をすることをお勧めします。ワクチンの効果を最大限に発揮するには旅行に来る2週間前には麻しんワクチン接種をすることが望ましいです。
    3. もし、一度も予防接種をしたことがないという方は、まずは一度予防接種をしてください。そして、旅行までに余裕があれば2度目の予防接種もしてから旅行に来ることをお勧めします。2度目は1ヶ月程度間をあけると摂取することが可能です。
  3. 旅行の同伴者に0歳の子供がいる場合は、沖縄旅行は控えた方が安全です。
    1. 1歳未満の乳児は、基本的に麻疹の予防接種はまだ受けていません。母親からの抗体がまだ残っているので基本的には受けませんが、6ヶ月以降から個人差があり、抗体が弱くなっている子供もいます。6ヶ月から自己負担で予防接種を受けることは可能ですが、あくまで緊急避難的な対応ですので、通常は1歳になってから受けることが望ましいです。どうしても沖縄に行く必要がある場合以外は、麻しんの流行が治まってから、旅行に来ることをお勧めします。
  4. あなた、又は同伴するパートナーの方は妊娠していませんか?
    1. 妊娠されていても2回の予防接種を受けていれば、抗体があるので、問題なく沖縄旅行をすることができます。
    2. もし、予防接種を1回しか受けていない、又は全く受けたことがない場合は、妊娠中予防接種を受けることはできないので、流行が治まってから、沖縄に来ることを再度計画した方が良いでしょう。
  5. あなた、又は同伴するパートナーは妊活中ではありませんか?
    1. 妊活中である場合については、予防接種は可能ですが、予防接種を受けた後、2ヶ月は避妊をする必要があります。妊娠中と同様に、胎児にワクチンが悪影響を及ぼす可能性があります。ですので、その点を注意してください。
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