お正月も過ぎて一週間ぐらいが過ぎましたが
美味しいもの食べましたか?
おせち料理にお雑煮。
沖縄には残念ながらどちらもありません。
最近は本土を真似てスーパーなどでは
販売されていますが。
そして、更にお正月と言えばお餅ですね。
お餅は沖縄でも昔から節目節目で
作られたりふるまわれたりしますね。
ところで子供、赤ちゃんってお餅は食べれるのかな?
喉を詰まらせそうですよね。
ということで、沖縄のお餅のこととともに
子供とお餅についてまとめてみました。
子供がお餅を食べてもいいのかいつから?
まとめたところの結論から言うと
およそ3歳ぐらいが目安だそうです。
乳幼児にお餅はさすがにダメだというのは
雰囲気的に理解できますよね。
0歳はまだまだ舌の動きが発達していないので
もちろんNGですよね。
まず大前提として離乳食をしっかりと完了しないと
だめでしょう。
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」より
18か月ごろでようやく歯茎で噛める硬さのものを
食べることができるようになる程度です。
子供がお餅を詰まらせる原因は?
お餅の一番は粘り気ですよね。
この粘り気で喉を詰まらせてしますのです。
このネバネバがかみ切りにくい原因となり
更に飲み込みにくい。
そして、もし詰まった時が
この粘り気が大変なことをするのです。
お餅が詰まった時には
もし気道に入ってしまった時には
気道そのものをふさいでしまい
咳き込んでも粘り気のせいで出にくいことで
窒息してしまうという事になるのです。
このことは子供や赤ちゃんだけに
該当するわけではありませんが
やはり、力が弱い子供、赤ちゃんは注意が必要です。
というよりは、まだまだ食べない方が良いでしょう。
お餅を食べる年齢が3歳ぐらいからという理由は?
乳歯が生えそろうのがおおよそ3歳ぐらいです。
生えそろう頃にはしっかりと
噛むことができるようになります。
そして、更に飲み込む力がついてきます。
こういう事からおよそ3歳ぐらいが
お餅を食べ始める基準だと言えます。
しかし、飲み込む力ができたからと言っても
丸呑みしてしまっては、
お餅の粘り気が原因で
喉が詰まってしまう可能性があります。
ですので、しっかりと噛む力もあり
食べ物を丸呑みする癖があるような子供は
お餅を控えた方が良いでしょう。
子供が美味しく、うまく食べる方法
子供にお餅を食べさせないことばかり
考えていてももったいないですよね。
もちろんしっかりとした理解をして
赤ちゃん、子供にお餅を食べさせましょう。
- 水分を一緒に取りながらお餅を食べる
(お雑煮など汁物に入れて食べる) - 子供が食べるときには大人がしっかりとついて見てあげる
- お餅を5mm程度に小さく切ってから食べる
- 小さく切ることだけで喉の詰まりを防ぐわけでないことを理解する
- よく噛んで食べる
(子供が噛んで食べるという事を理解する) - しっかりと歯が生えていること
(乳歯が生えそろった後の永久歯への生え変わり時期にも注意する)
これらのことを参考に
子供たちと一緒に美味しいお餅を食べましょう
もし子供がお餅で喉を詰まらせたら
子供がお餅を食べてしまったら焦ってしまいますよね。
そんな時にある程度の知識があれば
少しでも安心できるかもしれません。
国民生活センター「子どもの誤飲事故」より
子供、赤ちゃんが喉を詰まらせた場合
対応方法としては叩いて取り出してあげるという事です。
上手にあるように乳児には
背部叩打法という方法です。
頭が下になるように手で支えてあげて
背中を4、5回平手でたたいてあげましょう。
もう少し大きくなった子供には
背部叩打法変法という方法で
立膝になった状態に子供をうつ伏せにして
みぞおちを圧迫するようにして
背中を平手で4、5回たたいてあげましょう。
口の中に指を入れて取り出そうとするのはやめましょう。
というのも、口の中に指を入れることで
場合によっては逆にお餅を奥に入れてしまう
可能性があります。
なので、口の中に指を入れるのはやめましょう。
叩いても詰まったものが出ない場合は
すぐに病院へ行きましょう。
また、喉が詰まった場合はこのような対応ですが
気管や気管支にもし詰まった場合は
至急病院に行きましょう。
呼吸が止まっている場合も
もちろん病院へ至急行きましょう。
沖縄で赤ちゃんがお餅を食べる可能性がある日々
沖縄でもお餅を食べる習慣は昔からあります。
節目節目でお餅をふるまってきました。
どのような日にお餅をふるまいふるまわれるか
少しまとめてみました。
- 正月 1月1日
- 鬼餅(ムーチー) 旧暦12月8日
- 御願解き(ウガンブトゥチ) 旧暦12月24日
- 旧正月 旧暦1月1日
- 初お願(ハチウガン) 旧暦1月2日~
- 十六日祭 旧暦1月16日
- ひな祭り 3月3日
- 浜下り(ハマウリ) 旧暦3月3日
- 清明祭(シーミー) 旧暦3月吉日
- 旧七夕 旧暦7月7日
- 旧盆 旧暦7月13日~15日
- 十五夜 旧暦8月15日
- 秋分の日 9月23日
思ったよりたくさんありますね。
もちろん家庭によっては
お餅を用意したりしなかったりするかと思いますが
沖縄はまだまだ昔からの行事、イベントを
大事にする家庭が多いので
お餅を食べる機会も多いですね。